【限界の先の先へ】UTMF2018 限界突破への道《その4》
こんばんは!少し時間が空きましたがUTMFブログも佳境に入ってきました。
【限界突破に向けて出発】UTMF2018限界突破への道《その1》
【STARTING】UTMF2018 限界突破への道《その3》
限界への挑戦
スタートを見届けた我々は一度ベースキャンプに。
携帯の電波の届かないほどの大自然の中、テント設営し、宿泊兼セミナー会場の完成です。
キャンプをするのは私個人の趣味・・・ではなく、一緒にキャンプするとその人の普段見えない部分が見えてくるわけです。
(逆に私自身も見られてるわけで)
チームビルディングのためにキャンプ研修などやってる企業も最近増えてるのは、そういう部分もあるかもしれませんね。
食事して、テントでセミナーして1.2時間仮眠でもとって夜中からのA5勝山でのエイドに向かおうというプランでしたがメンバーも自然の中、色々解放されたのでしょう。治療の事から、経営のこと、話していると火がついたようで結局仮眠もほとんどせずにエイドに向かうことに。
(前日からほとんど寝ずに運転された山本先生スゴイ!)
勝山に着いたのは24時半過ぎた頃。
(ランナーに一言メッセージをみんなで考え中)
そして完成したのがこちらのメッセージボード。
(94Km走った後にこのメッセージを心から言えるのはメンバーの中で魚地先生だけでしょう)
トップランナーはAM2時着予定だったのでコンディショニングブースを設営したらそれぞれ仮眠を取ろうと考えていました。
しかし、トップランナーが1時に到着!
えぇ〜((((;゚Д゚)))))))
そのあとトップ集団が続々と到着。
(UTMBのシャンペのエイドでもお会いした土井選手とご家族。日本人トップランナーの一人です)
ここ勝山は94Km地点UTMFが約170kmなので半分過ぎたあたり。
15:00スタートして25時。約10時間で山の中を駆け抜けてここまで来たことになります。
かなり早いペース展開にレースは後続が持たなくなるのではと予想。
トップ集団はエイドでほとんど休まず深夜も関係なく走り続けます。
そんな過酷なレースの中、エイドは家族や友人に会える一時。一人で戦ってるのではないことをみんな知るのだとか。
限界間際
交代で仮眠を取りながらコンディショニングがスタートしたのはAM4時。
ポツポツ足を休めるランナーが増えて来たかという感じでしたがコレは読み通り。
朝から昼までが一番私達のコンディショニングが必要になるだろうと考えていました。
が・・・・
予想を、遥かに超えて6時から16時までノンストップ!!
1人待ち、2人待ち、3人待ち・・・
(定点カメラによる早送り動画でコンディショニングブースの混雑状況をご覧ください)
コンディショニングに当たらせてもらうランナーはみなこれまでの道のりに削られてボロボロの状態。お一人お一人、完走できるように想いを込めてメンバーは最適かつ最善のケアを施すことができるようにフルスロットルで臨みます。
ランナーも必死、私達も死に物狂い。
ベッドが3台、私はイスでテーピングなど対応。
みんなペースは全速前進。いやいつも以上にキレッキレである。それでも待ってくれているランナーが増え続けるこの状況は釣りで例えるなら入れ食い状態。
(これは来年はスタッフの数を倍にしないといけないなぁ)
限界の先の先へ
途中から時間の感覚がなくなってくる。
みんな寝不足&疲労の限界が近づいている。
しかし、私の経験から言うとこういう時の方が一番脱力した状態で没頭できる環境になるので、普段の治療現場にはない極限の状態を味わえる。
この感覚は分かる人には分かると思うんだけど、一瞬、『幽体離脱したみたいに宙に浮いたような視点になる』現実は目の前のランナーに必死になってるんだけど、ランナーの筋肉の僅かな緊張の微差や心拍、脈拍をはじめ他のメンバーの手順や息遣いまで見なくてもダイレクトに伝わってくる感覚。
ちょっとオカルトっぽく聞こえるかもしれないけどこういう状況は体験した事ある人ならみんな分かるはず。
なんかね疲れとかもう感じなくて、自分のイメージ通りに身体が動くし、ランナーさんのケアも一切のムダが省かれて超いい感じになるんです。
そんな時ね、「ちょっとコレまじ神じゃね?」と悦に入る。
超集中だとかZONEとかいう表現をされてる方もおられるようだけどあることはある。
アスリートにしても私達のような治療家であってもこういう体験っていつでもできるわけじゃないと思うんです。
(普段の治療現場で集中してないというわけではなく)
夢の中にいるみたいだけど、この感覚は残るからその感覚を頼りに治療現場に戻ると以前、難しく感じていた症状が楽勝に思えたり、治療のスピードが劇的に短縮されたりするわけ。
メンバーもトイレ休憩以外はずっと寝食忘れていコンディショニングに取り憑かれていた。
(豊先生はメンバー最多のランナーズケア参加実績があるので流石の安定感!
ランナーさんも安心して身体を任せておられました。)
(今回のUTMFで片鱗を覗かせた古賀田先生、正確無比なケアでランナーを送り出す姿は頼もしかったです)
(体力の限界を一番よく知る男、魚地先生はご自身も生粋のウルトラランナー日本代表ということもあり、ランナーさんに一番寄り添っておられました。諦めかけてたランナーが魚地先生のケアで何人完走したかわかりません)
(英語も全くできないのになぜか異国のランナーによく当たる伊藤。そろそろ駅前留学しないといけないという神の導きかな)
最後のランナーを送り出した後、言葉はなかった。メンバー同士で目が合った。どこか誇らしく、満たされた治療家達がそこにいました。
(ランナーズケア終了後、実行委員長の鏑木毅さんと念願のクロスポーズ)
最後までご拝読いただきましてありがとうございました。
今日はこの辺で。(次回、限界突破への道編《最終》)
伊藤勇矢
神戸で唯一の姿勢改善治療院
治療+トレーニングで治療からの卒業へ
一人一人にフィットしてマンツーマンで導きます。
◇治療からの卒業のための根本改善整体
慢性的な肩こり・腰痛・膝痛・ヘルニア
腰部脊柱間狭窄症・足の痺れ・変形性膝関節症etc
◇姿勢改善&ボディメイク
猫背・反り腰・O脚・X脚・側弯・引き締めいとう鍼灸整骨院&Body make Studio ItoconJR摂津本山駅から徒歩12分
阪急岡本駅から徒歩15分●電話:0784351103
●HP:http://itocon1103.com
〒658-0082 兵庫県神戸市東灘区魚崎北町5丁目4−12本山ビューハイツ103
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