私が講師をする理由
最近、よく質問されることがあります。
「伊藤先生ってなんで講師されるんですか?」
あまりに唐突な質問に面食らうこともありますが、確かに気になるのも心当たりがないわけではない。
現在5つの公共機関やカルチャーセンターで講師をさせてもらう傍ら、専門家に対してもオリジナルセミナーをはじめ所属する協会の認定講師としての活動も加味すると多岐に渡ります。
平日は診療で手一杯ですし、休日は家族との時間も大事にしたい!
時間の無い中、ナゼ講師を引き受けるのか?
同じ治療家からすれば、不思議に映るかもしれません。
治療家なんだから「治療」に専念しろよ!!と・・・
確かに準備する手間、移動の手間、予約がいっぱいの時など時間的、労働的手間を考えると一件、治療だけしておく方が楽かもしれません。
ではナゼ講師を続けるのか?
私はこう説明します・・・
「伝えること」が私のミッションに直結するからです。
この業界に飛び込み12年が経ちますが未だに変わらない気持ちがあります。
【患者さんを「治療から卒業」させてあげたい】
その場しのぎの痛み止めではなく、痛みや悩んでたことさえ忘れてしまうような圧倒的な体験。
自分の身体の可能性に気づいてもらうための手段として治療やトレーニングを提供させてもらっています。
私たち治療家が日夜、勉強している内容、研鑽していた技術は本来、何か身体に痛みや問題が起きた時に対しての対処方法です。
これはとても重要なことです。
私自身、柔道のケガで手術一歩手前まで行きましたが、頼れる専門家との出逢いのおかげで手術なしで早期回復することができました☆
同様に、私たちの身体はとても繊細かつ機能的にも優れたものです。
私たち人間の身体は、206個の骨によって骨格を形成し、600余りの筋肉が折り重なるようにそれを支え、365個の関節がその動きをスムーズにするために配置されており、骨、筋肉、関節それぞれが筋膜、皮膚、軟部組織によってつなぎ合わされています。 その中には、生命維持に欠かせない心肺、消化吸収の役割を持つ内臓、その全ての器官に栄養を送る血管、そして全ての器官を司る脳により統合されています。
また、本来人間の身体は「自然治癒力」があり、「ホメオスタシス(身体の恒常性)」と呼ばれる機能によって自然治癒力がスムーズに働くようハイスペックにデザインされており、機能美であふれています。
つまり、自分の身体を自分で守ることができるということです。
ここで一度、考えてみて下さい。
身体に問題がなくても不安で毎日、病院巡りのような生活を送っている人、また、反対にどこにいっても痛みや悩みが解消されないのに通院を続けている方。
「症状は良くなってるかわからないけど行くことが習慣」
「不安で・・・」
あなた自身も含め周りにおられませんか?
人間本来の機能が使えていない状態にいくら薬を投与しても電気やマッサージをおこなっても原因の解決にはなりません。
今の医療・健康産業・介護業界の動向をみても
の方向転換を模索しているように見えます。
だからこそ
今、私たちのような患者の自立をサポートする治療家が求められているのかもしれません。
講師として「伝える」ことによって患者やクライアントの行動変容を通して人生に関わることができる。
今、自分にできる最大限の投資であり、これほどワクワクし、やりがいのあることはないと思っています。
2015年「伝える」ことをさらに注力していきます☆
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